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~子育てに行き詰ったら~人間関係が煮詰まったら~


by kinnowaraji53

子供たちへ~(文科省特選書籍)

もうかなり昔の事になる。
小学校で性教育を始める事が決まって、教師たちが右往左往していた時代だ。
まず教師の「心の壁」が大きな障害になっている。

恥じらいもあって、女性教師が口にしにくい表現も多々有る。
教育委員会はまる投げで、「そこんとこよろしく~」的な空気。

ご参考になれば~と老婆心ながらこの本を女教師にお貸ししてみた。
読んだ教師が 周囲の教師に話したら、次々と是非貸してほしいと言い
回し読みして 学校図書での購入が決まった。

「子供たちへ」命と愛のメッセージ PAOの企画で
槇坪多鶴子が映画を作っている。
この映画も上映された。


多くの子供たちがこれを見ているのですが、親は知らない場合が多い。
おそらく学校の宿題で「お母さんに生まれた時の話を聞いて来なさい。」とか
参観日に「生まれた時の事」の作文を発表したのは御記憶にあるかもしれない。

親たちからどのように期待されて自分が生まれてきたのか~心のありよう
どれほどの確率で自分と言う個体になって生まれたのか~生物学的な意味
どんなに愛されてこの命が守られてきたのか~感謝
そう言ったメッセージが満載で、素晴らしいと 高く評価されている。

表紙に、米倉斉加年さんの絵があって、この少女の芽が緑色
瞳がなくてちょっとうつろな感じがする。
まるで自己の存在への不安感が見えるみたいです。

今ではすっかり小学校での性教育が当たり前になっていて、
そう言った教育を受けることなく成人してしまった私たちの年代には
むしろ子供があからさまな表現をする事に赤面してしまう事も有ります。

でも、本当はもっと愛し合う事と子供を授かる事が一直線上にあって
すべての子が、素晴らしく幸福で歓迎される新しい命であって欲しいのです。

要らない子と言われた子が、どれほど自分の存在に地震がもてないか
愛し合っていない親から生まれたらどんなに不安か
できちゃったからしょうがないなんて聞かされたらどんなに居心地が悪いか

生きてていいんでしょうか~と言う問いが一生続くなんて絶望的ですよね。
子供たちへ。この本は立ち読みでも良いから大人が読んでほしいです。
これに限らず、子供が学校で何を習っているかに興味を持って欲しいです。

できれば学校だけではなく、今どんな本に興味があるのか
どんな話題が子供の興味を引いているのか
子供の心に触れる会話をして欲しいと思います。

特に、お父さん。
子供がどういう時期にどう言う性教育を受けているか知っていますか?
子供が知っているのに知らないふりをしている家庭になっていませんか?

節度ある表現は必要ですが、生物学的な正しい言葉で
正しく会話できるように、まず親が教育されねばなりません。

「ウーマンズボディー」と言う本があります。
これは かなり医学的に正しい表現で、性を語っています。

男女とも読んで頂けますが、真面目に性を考える本だと思って読んでね。
正しい知識を持って、新しい命を迎えて欲しいと思います。
誰もが幸福な命として一生自信を持って生きられるように~!!
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by kinnowaraji53 | 2012-02-04 11:09 | 家庭教育