念ずれば通ず
2011年 07月 06日
まず、念とは、、、思い、想い、念ずる、、、
軽く、ふと考えることではなく、深く継続する感情かもしれません。
念ずれば通ずと言うと今時の人ならテレパシーと思うかもしれませんが、
古来言われてきた仏教的な言葉ですね。
心を込めて祈るような思いは、自分を動かし、物事を動かし、人を動かし、
その願う事への道が開ける事もあるから、まずは出来ないと諦めないで
心に強く思ってみなさい。と言うようなことでしょうね。
モチベーションが大事だ。。。にも通じる言葉です。
実際、このような体験をした人は多く、無駄と思っても念じたくなります。
苦しい時の神頼みも、神の存在より、念の力を信じているからかもしれ、ません。
強い想いは、必ず自らの態度や表情や行動に表れてきます。
思いが強ければ努力も重ねます。頑張りが利きます。
強い想いで行動し続ければ、やがて人が気付きます。
真摯な態度や、一念に突き動かされている姿を見ると
つい応援したくなるのも人情です。
そうやって人が気づいて陰ながら助けてくれることもあるでしょう。
最も私利私欲の一念はどうかな~人を動かすかもしれないけど
援助はないかも~私利私欲の念には、同様の念を持つ人が集まるものだから
恋愛も、ある意味で私利私欲ですからね。
振り向いてくれるよう念じて相手の心を動かそうなんて言うのは身勝手な話です。
相手の幸福を願う事から始めないとね。
インドのヨガには次のような4つの訓えがあります。
1 私はそう想像する
2 私はそう思う
3 私はそう信ずる
4 私はそうなる
真剣に、心から念ずれば、知らず知らずのうちに念じた方向に行動を起こしている。
そして、念じたとおりになっている。と言うものです。
心理学的にも、人の行動はまず想いから入ります。
自分がなりたい方向や、生きたい人生を具体的に描いて
次はそれを、言葉にして、常に思う事が力になります。
だから受験生は目の前に「第一志望合格!」と書きますよね。
目に見える所、毎日必ず見る場所に、自分の希望を書いてはることが
希望を叶えるのに有効であると言う話を、ビジネス書でも読みました。
ノルマが厳しい営業職の人の為の自己啓発書には、
自分の地図を書け。とあります。つまり人生設計ですね。
短期の希望。中期の希望、長期の希望の三段階を言葉と絵で描いておくこと。
例えば、長期に庭付き一戸建ての家に住む幸せな家庭の絵とその解説。
中期には、仕事で良い成績を収めて高く評価されている自分。
短気では、目指す資格試験に合格している自分。
「夢」を辞書で引いたら はかない事・うつつ。。。不可能な感じがしてきますね。
でも 外国語の辞書によれば「夢」は、叶う事なのだそうです。
ポジティブに、夢はかなえられる事なんだと思うだけでも地図が変化します。
悪い念を怨念と言いますが、たとえそれが叶えられても自分に返ってきます。
くれぐれも、自分がどうなりたいのか~それに向き合って下さいね。