人気ブログランキング | 話題のタグを見る

~子育てに行き詰ったら~人間関係が煮詰まったら~


by kinnowaraji53

地震雲?

カルチャースクールでご一緒の奥さんが言うには、
あまりにも美しい真っ白な富士山を見ていたら、地震雲があったとか、、、
それって、、、どれほど地震雲を知っていての言葉なのだろうね。

曖昧な知識で自分が不安になった時に、それを発信したら
状況によってはパニックが広がる事もある。
心理とは、実に微妙なものです。

特に集団ヒステリーが起きると、収拾がつかなくなってしまいます。
だから、災害時大きな声の人が「落ち着いて!」と毅然として一言 言うだけで
かなりパニックを抑えることができます。

ところが、不安な人が、大変だ~えらい事になったぞ~と
心の不安をそのまま言葉にして発信すると人々の心に芽生えた不安に
日を注ぐ形になるのです。
増幅し始めると、隣の人がどうしよう~とつぶやいても
慌てて立ち上がる人がいても、泣く人を見ても
すべてが不安要素に拍車をかけて騒然とします。

大人がパニックになって勝手な行動を取ると、判断力のない子供は
もっと不安ですし、時としてパニック行動の犠牲となって
将棋倒しの下敷きになったり、走り出す大人に倒されたりもします。

昨日、たまたまみたTVドラマで、母親が刑事で、赤ちゃんを連れて
お仕事をしていると言うのがありました。ダーティーママかな

実際には、アグネスチャンがそうだったように
仕事の現場に子供を連れて行くのは一緒に仕事をしている人に迷惑をかけ
男性からは甘いと言われ、女性からは無責任と罵られ、
かなりの精神的強度が必要ですね。

ドラマだから可能であって、実際の仕事場では、ほぼ不可能でしょうね
やっている人がいたら それは福利厚生が行き届いた職場か、
よほど、女性ばかりが共同体として助け合える特殊な職場か、
女性の子育て支援に積極的な先進的企業でしょう。

さて、刑事ドラマでは、どんパチ始まりそうな危険な場所にも
特殊加工の乳母車を押して行きますが、現代版子連れ狼的発想ですね。
あのベビーカーが欲しいとふと思ってしまった私ですが、孫はいません。

後で、なぜ咄嗟にあのベビーカーが欲しいと思ったのか考えたら、
やはり、平穏な暮らしをしていても子供は絶対守りたい気持ちからでしょうね。

ドラマの設定が多少無理があっても、仕事を持つ女性が増えているのに
子供を守る制度や、環境がそうとう遅れている事には、問題を感じるし、
それ以上に 働く女性にしっかり子供を育てよという社会の要求の割には
男性からの理解が不足していることもまた問題が残ります。

地震雲からはかなり話題が逸れましたが、
不安と言う人の心をあおる発言をする人ほど自分自身が
心の不安を一人で持てあましていると言う事です。

ですから、一人ひとりが自分の心の不安を自分で処理できるような
思考回路を作って、非常事態でもそのシステムが起動するような訓練をして
むしろ他人の不安を落ち付かせる訓練も積んでおきたいものです。
都会は災害に脆弱です。
それは、狭い場所に多くの人が集まっている物理的条件の他に、
多様な価値観の人がいるから ばらばらな行動を取るせいも有ります。

とりあえず平穏な日常生活の間に安穏とせずに、
一応はパニックの場合の自分の身の振り方や思考回路を整え
シュミレーション思考した方がいいと思います。

地震雲がどう言うものなのか写真で見ただけなので私には解りません。
4年に70%であれ、30年であれ、起きたらその時どうするかだけは
自分で考えておきましょう。

私は自治会の防災支援で心のケアサポートができると報告してありますが
そう言った情報は守秘義務の中で、普段は表には出ません。
いざという時その情報が、速やか、かつ円滑に活かされるように願いたいものです。
by kinnowaraji53 | 2012-01-26 21:28 | 心理